小さい命が亡くなる 発車前確認は重要です・・・!
こんにちは、
バス運転士のけんぞ~です。
昨日18日、痛ましい事故がありましたね。
栃木県にて1才の男の子が幼稚園バスにひかれて
命を落としてしまいました・・・。
ネット上のコメント欄には「母親が手を繋いでいれば」
なんてコメントが多数を占めていましたが、
やはり原因はハンドルを握っていた運転士にあります。
バスの運転席から前方の景色を見ると・・・・・・
大きな窓なので視界は開けていると思われがちですが、
バスの真下は全く見えません!!
この図のように、
運転席の前方真下は完全に死角となっています。
なので路線バスでは降車したお客様がバスの前を横切ろうとしたら、
運転士が気付かず出発して接触・・・という事故が多いんです。
私たち運転士は、
教習所でも会社の研修でもアンダーミラーという
この死角を写すミラーの発車前確認を叩き込まれるワケですが、
今回はこれを怠っていたという事です。
1才の子がバスの前に居ても、
目視では姿も形もありません。
でもこれって乗用車でも一緒です。
ボンネットの先に小さい子が居ても、
しゃがんでいたら見えません。
教習所では最初に、
- 車に乗り込む時は周りの確認
- ミラーの確認の徹底
免許証を持っている人ならば絶対に教わった事ですが、
やはり慣れというのは怖くて、どんどん怠りがちになります。
そしてこのような事故が起こってしまいます。
車に向かうときにチラッと周りの確認をするだけでも
防げる事故はあると思います。
お互いに気を付けて、安全運転をしていきましょう・・・!(>_<)