バス運転士による、まったり安全運転ブログ

大型車の特性 ~リアオーバーハング~

おはようございます!

バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ

 

今回はバス運転士だけでなく、

大型ドライバーなら誰しもが気にしなければならない、

リアオーバーハングについてお話しします!

大型に乗らなければ、普段耳にしない言葉だと思います。

(私もこの業界に入って初めて意識するようになりました^^;)

<目次>

 

リアオーバーハングとは?

皆さんは内輪差はご存じですか?

こちらは案外多くの方が知っているハズ・・・

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図のように前輪よりも後輪が内側を通る事を言います。

(図は自動車学校の教本より)

 

リアオーバーハングとはこれと対を成すようなもので・・・

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この後輪よりも後ろの部分が、

ハンドルを切った際に外側に出る事を言います。

つまりは

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こういうことです。

教本では70cm外側に出るということですが、

車によってこの数値は異なってきます

要するに、

後輪から車輌後部までの距離が長ければ長いほど

オーバーハングは大きくなるというワケです!

日野セレガ(現行型)では・・・

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最大約1mもリアオーバーハングがあります。

(Jバス=現行型セレガ Gバス=セレガR

 

因みに運転士の中ではこのリアオーバーハング

“ケツ振り”

なんて呼ばれています(笑)

確かにこちらの方がイメージしやすいですね(^_^)b

(今の時代女性の前で言ったらセクハラ!?)

 

現場で気になる点

このオーバーハングが気になるのは主に2カ所!

  1. 交差点右左折で他車への接触
  2. 狭路等からの右左折で、壁や標識等への接触

です。

それぞれを見ていきましょう。 

 

1.交差点右左折で他車への接触

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何も考えずに右折しようとすると、

オーバーハングで他車に接触します。

 

2.狭路等からの右左折で、壁や標識等への接触

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例えばこの図の時に右に思いっきりハンドルを回せば・・・

確実に左リアオーバーハングは壁に接触します。

内輪差も気にしながら徐々に斜めにハンドルを切り、

左後部を壁から離していく必要があります。

 

まとめ

教習みたくなってしまいましたが、

以上、オーバーハングの特性でした(o^^o)

我々運転士は常に気にしているのですが・・・

例えば片道1車線で右折待ち、

右折を始めたら後ろから無理矢理左側をすり抜けようとする車

が案外居たりするんです(^_^;)

 

大型車は“ケツ振り”をします。

狭い所でノロノロ曲がっていたり・・・

交差点で右左折を始めた際には、

無理に詰めたり追い抜いたりせずに、

温かい目で見守って下さい(*^O^*)笑

 

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