運転士の挙手挨拶、ダメ??
おはようございます!
バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ
本日はお昼から、翌朝までの送迎仕業です!
(この流れももう恒例ですね^^;)
直前の事業が路線乗務だった事もあり、
前回の記事で書いたように暫くは
サイドブレーキの位置に苦しむことになります(^-^;
(↓詳しくはこちらを参照↓)
加えて、
路線は3日間オートマ車であったので、
「停車時クラッチの踏み忘れ」
にも十分注意しなければなりません!!
(これが結構あるんです…!)
さて、
バスに乗っていると運転士が同じ会社のバスに
挙手で挨拶している姿をみませんか??
「この先も安全運転で気を付けてなぁ~」
多くの場合単なる挨拶でなく、
こういった意味が込められています。
それぞれが遠くの遠方へと行く貸し切りバスでは、
特にこの意味合いは強いものだと感じます。
他にも、
「今までの運行に異常なし!」
という意味合いを込める場合もあります。
私は幼いころから、
この“挙手挨拶”を見るのが好きでした。
同じ制服を着た仲間という意識の表れ、
運転士さん同士の声の無い会話がカッコよかったのです。
同時に、
「ゆとりあるなぁ」という安心感も生まれていました。
~基本はNGとされる風潮~
が、最近ではこの挙手挨拶が“クレームの対象”です。
- 片手ハンドルになるので危険
- 注意が逸れている
といった内容から、苦情が来るのです。
当然そこそこ大手であるウチも、
「挙手挨拶=ダメですよ」
という流れになりつつあります。
~この意見には疑問~
私はこの意見には疑問を感じる立場です。
(運転士なら誰しもが思う事だと思いますが)
そもそもの話、バスでずっと両手運転なんてできません。
- シフト操作
- 温度調整
- TV等の各種操作
- 音声案内(路線)
などなど、
片手運転になる事なんて日常茶飯事であり、
それを回避することなんてできません。
加えて…
挙手をするにしても安全確認はモチロン常にしていますし、
(対向のバスをずっと凝視しているワケではありません)
特に用心している時には挙手を敢えてはしません。
~まとめ~
なので私を含め殆どのバス運転士は未だに挙手をしています。
挙手=安直に危険ではない事を理解しているからです。
確かに、
「業務上必ず必要なのか」
と問われればそうでないかもしれません。
しかしながら、
同じ会社の仲間に対して挨拶をする。
気の引き締めあいをする。
これを批判されるのは如何なものかと、
どうしても疑問に感じてしまうのです><
バス業界に向けられている厳しい視線を、
そしてバス会社の立場の弱さを、
感じずにはいられません…。
※因みに弊社では指さし確認も同様の理由でNGです。
(しかしながら私(数名の運転士)は実施しています←)
“片手運転=全て危険”では決してありません!
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