バス運転士による、まったり安全運転ブログ

ゼブラゾーンは踏んでもOK!?

おはようございます!

バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ

 

私がまだ療養していない頃、

弊社路線バス宛てにクレームが届いたらしく・・・

 

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直前にバス停、その後ゼブラゾーン。バスは左折したい

 

どうやら上記画像の様な箇所で

ゼブラゾーン」(導流帯)

これを避けずに走行するバスがいるとの内容でした。

 

「ん?これは問題ないでしょう(^^;)?」

というのが私真っ先の感想。

教習でもここは避ける方が危険であり、

踏んで良しとも言われた覚えがあります。

そもそも、

ゼブラゾーンを踏んではいけないという決まりは無いんです。

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~法律を見てみる~

車の走行不可能な場所を記している、

道路交通法17条-6を見てみると・・・

「車両は、安全地帯又は道路“標識”等により

車両の通行に供しない部分に入ってはならない」

(一部抜粋・加筆)

 

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これらが通行禁止区域。

 

導流帯はこれらには当てはまらず、

走行してはいけない部分でもないんです!

 

加えて・・・

警察にも一応確認をしてみると

(ライトカットと同時に確認)

「走行してはいけないという場所ではありません。

活用(走行)して頂いて大丈夫です」

との回答を頂きました。

 

ゼブラゾーンは立ち入りOK!

でも注意は必要!~

上記で書いた様に

ゼブラゾーンは走行しても良い場所ですが・・・

しかしながら注意が必要です!

 

冒頭のクレームの様に

ゼブラゾーン=走行してはいけない場所」

と思っているドライバーは多い。

つまり・・・

ゼブラゾーンの終わりで車線変更する車が、

非常に高い確率でいるという事になります。

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方向指示器の確認等で車両動向を予測しながら、

慎重に進む必要があります!

 

因みにこれらの車が事故を起こした場合・・・

車線変更車:ゼブラ直進車の過失割合は、

7:3、若しくは5:5になるそうです。

 

 

~安パイを取るなら誘導に従う~

勿論、

導流帯に従う=悪い

というワケでは断じてありません!

 

これに従っている限り、

変にトラブルになったりする事はありませんからネ(*^_^*)

私も長~い導流帯なんかでは、

その先右左折でも無茶せず本線走行!

安パイをとっています。

ただし、その場合は・・・

一つ前の画像でも示した通りですが、

右左折レーンに進入する際に

“後方から直進してくる車がいるかもしれない”

という事を頭の片隅に入れておく必要があります!

 

~因みに弊社の対応は・・・~

さて、

上記のクレームがあった弊社はどう対応したのか?

後日・・・

「○〇交差点付近の導流帯は、

車線変更にて“避けて”走行する事」

とのお達しが出されたのでした(*_*)

 

こんな短い区間で、

大きなバスが左に右に車線変更を繰り返す方が、

かなり危険だと思うのですが・・・(^^;)

それでまたクレームきたら今度は空を飛べ・・・!?←

やはりバス会社の立場は弱い物です><

 

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