~バス運転士の後ろ姿~ 幻冬舎 2020年出版
おはようございます!
バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ
今回は初めて(そして最後!?)、
“本のタイトル”が記事名となっています。
実は私が当ブログを始めたのは
この本があってこそとも言える程、
私にとっては思い入れ深い書籍。
私との関係も交えながら、
是非皆様にもご紹介させて下さい(o^^o)
【目次】
学生時代からお世話になったブログ
最初に私と本書の関係から・・・。
私は幼い頃から、
「バス運転士」
という職を念頭に置いていました。
(詳しくは↓でも書いています)
ここでは詳しく書きませんが、
色々とあって断念、小売り企業へと入社します。
が、入社式よりふつふつと燃える
「俺は運転士がやりたいんだッ」という想い・・・。
これを長年に渡り維持・後押ししてくれたブログ。
それが「バス運転士の後ろ姿」でした。
出会ったのは私が大学生の時です。
憧れの〝バス運転士〟が日々の乗務で感じた事を
面白おかしく綴っている。
毎日の様にこれを見ては、
「いつか自分もこうやって働くんだ~!
運転士ブログも出来たらナァ!」
と意欲を掻き立てたものです。
(なんせ舞台は下宿もしていた地元隣県の市バス、親近感!
文中では“だがや市”と比喩しております笑)
そう、
本書の前身、実は“ブログ”だったんです(*^_^*)
過去記事の中から選りすぐりをピックアップして、
書籍化したという本なんですよ!
本の内容は、運転士の“ホンネ”
そんな本書は元ブログという事もあって、
基本的に700字~1000字程の短編集という構成です。
(マジメな事故の話等でも2000字程)
なので非常にとっかかり易い。
早い人なら1つの見出しを1分足らずで読めるので、
時間を気にせずパッと読む事ができます。
内容はというと、
バス運転士なら誰しもが思う事、心情を
本当におもしろおかしく描かれています。
何より文体。
元がブログの記事ですから著者の言葉が文字通りありのまま!
(これがまた面白い・・・笑)
運転士の“ホンネ”を非常にすんなりと受け入れる事ができるのです。
例えばこの一文。
言葉に出さずに圧力をかけるお客さま、居るんです。
ただそこは松井さん。
最後には笑いに変えてくれます!
他にも本書を見ていると松井さんの人柄がよくわかります。
ある一文にて・・・
※暴言クレームが多い路線を担当している時に
「ただ、何か(クレームを)言いたそうな人は確認できた。
~中略~
そういう乗客ばかりのバスを運転するのは気楽と思っている。
なぜならば、
そんな「集団いじめ」をやるようなオッサンに対して
バスが遅れようが「申し訳ない」と思うような必要がないから。
口先だけの申し訳ございませんは必要かもしれないけどね」
普通であれば「嫌だなぁ~」と思うような所でも、
この様に考え方一つでプラスに変える事が出来る。
バス運転士という仕事を通して、
前向きな思考をも考えさせられるのです。
バス運転士という仕事を、
喜怒哀楽を通して楽しく・・・
且つ深く知る事ができる本書。
仕事に取り組む姿勢も参考にでき、
同じ運転士として、オススメの一冊です(^_^)b
・・・是非お手元に如何でしょうか~♪(宣伝宣伝!笑)
運転士ブログの最後
因みに前身であるブログは2007年から運営。
(10年以上もブログ運営、凄くないですか!?)
今も毎日運営しているのですが、
松井さんは数年前から“運転士”では無くなっています。
理由はあとがきや全身であるブログにも書いてありますが・・・
(敢えてここでは書きません)
非常に残念な幕引きとなってしまいました。
同時にこれは、
私にも同じ事があり得る幕引きです。
バス会社の保守過ぎる姿勢にも気を付けながら、
当ブログも、運転士も、ガンバって続けて行きます!
最後に・・・
記事は著者:松井昌司さんの快諾をもって
ご紹介させて頂いております!
御寛大な対応に心より感謝致しますm(_ _)m
良ければこちらもポチッと宜しくお願いします!