バス運転士による、まったり安全運転ブログ

貸切バス 梯団走行の走り方

おはようございます!

バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ

 

先日、

busdriverkenzo.hatenablog.com

こちらの記事で“梯団走行”についてご説明しました!

 

続いて今回では、

“梯団走行の走り方”をご紹介します!

これがなかなか慣れるまでは難しい…><

果たしてどのような走り方が必要とされるのでしょうか…?

 

<目次>

 

チームで走る事を意識する

先ず言える事は、

「1台で走る時とは全く異なる」

という事です。

同じバスの運転ではあるのですが、

単独走行と梯団走行では

求められる走り方が全く異なるのです。

 

なので…

数年間高速バスで経験を積んでいたとしても、

梯団に入ると“あいつは解っていない”との烙印が押されます。

これは路線には路線の走り方があるので逆も然りでしょう!

 

とにかく自分本位な運転をすると列は崩れるので

チームプレイで走る事が何より重要となります。

 

高速での追い抜き

何が一番異なるかというと、

高速道路等で追い抜く際のタイミングです。

単独走行であれば気ままに変更できるのですが…

 

f:id:BusDriverKenzo:20201010112531j:plain

この様に、

先頭号車は後続が続けれる追い越しを考える必要があり、

後続車は絶妙なタイミングが必要とされます。

 

タイミングが遅い場合…

前の号車との距離がどんどん離されて、

梯団全体が乱れる事になる。

 

タイミングが早い場合…

前の号車と追い越した車との距離が縮まらなかった場合、

(追い越された車両が速度を上げた等で)

追い越しレーンから走行レーンに移れず、

周囲の車の流れを止めてしまう。 

前の号車が走行レーンに戻った際に

距離が開くかどうかの見極めによっては、

無理に追い越しを掛けない事も考える。

 

SA・立ち寄り先での駐車

一台であればただ枠に収まっていれば良いのですが…

f:id:BusDriverKenzo:20201010115315j:plain

梯団では各号車のバスの顔を

ピタッと揃わせる事が求められます。

梯団長次第では少しのズレで檄が飛びます(笑)

厳しい様に思われるかもしれませんが、

やはり全ての所作が〝綺麗な梯団〟

というのは気持ちの良い物です。

 

因みに・・・

基本的に乗降口が左にある事から、

駐車の際は図のように左から右へ停めていきますヨ(・∀・)

 

 W右折

都市部等では、

右折レーンが二重に引かれている事も多くあります。

そういう場合…

梯団を切らさない為にW右折という手段を取る事になります。

f:id:BusDriverKenzo:20201010121222j:plain

一般車もいる中、

この様に綺麗に収まる事はなかなかありません(^^;

 

そして立ち回りを知らない新人にとっては

結構難しい判断・行動になります(笑)

 

まとめ

今回は梯団走行の走り方、

これについて纏めてみました~(^o^)

挙げればキリがありませんので、

ザクっと3つにしてみましたが如何でしたでしょうか?

 

“ならでは”という部分が多くて、

正直慣れるまではかなり難しいです(>_<)

(それこそ怒られまくり!)

でもコツを掴んでくると、

スムーズな運行の一部になっている事が

楽しくもなってくるものなんです(*^_^*)

 

それに…

ズラッと自社カラーのバスが連なって走る光景。

これは本当にカッコよく、圧巻!

走りながら惚れ惚れします(*^_^*)

(20台以上自社ワンメイクの大梯団もあり、

これは大手ならではではないでしょうか!)

決して悪いものではありません\(^o^)/

 

でも…私はやっぱりきままな単独走行が好きだナぁ←

 

良ければこちらもポチッと宜しくお願いします!

ブログランキング・にほんブログ村へ

ブログランキング・にほんブログ村へ PVアクセスランキング にほんブログ村