高速出口・SA進入で減速するタイミング
おはようございます!
バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ
観光バス運転士という職業になると
身近な存在になるのが“高速道路”です。
(高速路線なんかはもっと身近ですネ!)
過去にも・・・
この様に高速道路についての記事を幾つか書いてきましたが、
今回は出口に向けての減速について取り上げていきます(^O^)
<目次>
よく見る出口付近での速度低下
だいぶ手前から必要以上に速度を落とすパターン
高速道路上で頻繁に目にするのが、
出口やSA2kmバック地点から徐々に速度が低下していき
その流れで流出していくパターンです。
前回トラック乗務時の最終便でもこれに遭遇し、
500mバック辺りでは65km/hまで
速度を落としている車を目にしました。
モチロンこれは良い例ではありません。
2kmバックであろうが500mバックであろうが、
この様な切れ込み(減速車線)に入るまでは“高速道路本線”であり、
速度を著しく低下させるという事は
後続の流れにも大きく影響が出てしまいます。
減速車線に入る手前でブレーキランプ点灯パターン
また、
切れ込みに入る数10m手前の本線上から
フットブレーキで減速する車も多くいます。
本線上のフットブレーキは渋滞の元になりますし、
そこまでの制動を掛けるのであれば追突の可能性も
大いに出てくると言え、危険です!
スムーズなICの出方、SAへの入り方
ではどの様な減速が一番スムーズなのか?
1.2kmバックより退出準備
基本的には2kmバックより左レーンに移り、
500m手前で制限速度〜80kmを目安にしましょう!
(都市高速など制限速度が低い所では、
その速度で流せば問題ありません)
80kmというのは大手運送会社の多くが定めている社速。
左レーンを走るに当たって迷惑になる事がないのです。
減速時にはエンジンブレーキにてブレーキランプは点灯させず、
MT車ならこの時点でトップから1段落とします。
2.減速車線に入るまでは走度キープ
先にも書いたように、
切れ込みに入るまでは高速道路の本線です。
速度をキープしながら減速車線、SA進入ランプに入ります。
3.減速車線に入ったらようやく減速
切れ込みに車が収まったら更に減速していきます。
本線から外れているのでフットブレーキもOK、
ある程度の制動をかけていきましょう。
という手筈で私はバスを運行しております\(^_^)/
さいごに 他車への配慮=自身の防衛
よく私は記事の中で
「他車への思いやり運転を」
なんて言葉を書いています。
何故他車への思いやり強調するのかというと、
それが一番の防衛運転だからなのです。
今回の記事であれば、
後続車に対して迷惑が掛からない様にと
色々書いてきたわけですが
逆を言うと追突されない運転、
トラブルにならない運転に繋がります。
やはり、
車を運転する以上自分本位ではいけません。
他車の動向を探り、意思表示をし、
最大限の防衛運転にて安全運転をしていきましょう!
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