バス運転士による、まったり安全運転ブログ

トンネル内はライト点灯!?

おはようございます!

バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ

 

今回のテーマはトンネルとヘッドライト

皆さんはトンネルを走行する際に、

ヘッドライトって点灯していますか・・・?

 

仕事上普段トンネルを多く通る私。

周囲の車を見ると大体7割の方が点灯しますが、

残りの3割は点灯していないといった感じでしょうか。

(※統計をとった訳では無い)

トンネル内無灯火の車も少ないく無いのが実情です。

 

今回は法律も参考にしながら、

そんなトンネル内のライト点灯についてお話しします!

 

<目次>

 

法律ではどうなっているのか?

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では実際に法律ではどう定められているのか?

トンネル内の灯火に関しては、

道路交通法施行令状に書かれております。

 

道路交通法施行令状18条

“車両等は、夜間道路を走行する時は

(高速道路=200m先 その他の道=50mまで

明瞭に見える程度に照明があるトンネルを除く)

それぞれに定める灯火を付けなければならない。

その灯火として自動車は、

前照灯・車幅灯・尾灯・ナンバー灯・室内灯(バス)”

となっております。

※わかりやすい様に加筆してあります

 

つまり赤字で書いた例外を除き、

原則ライト灯火が定められています!

 

罰則など

これを違反した際には「無灯火違反」となり、

反則金6,000円 点数1点加点

という処分が下されます。

 

不明瞭な法律

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しかしながらこの法律は非常にグレー・・・。

パッと見て、

“高速道路で200m先、その他50m先まで明瞭に見える”

な~んて誰が分るのでしょうか・・・?(^^;)

この様な記載があるものですから、

トンネル内不灯火で切符を切られるなんて話は

まぁ聞いた事がありません!

しかしながら、

やはり原則灯火というのは間違いないもの。

どの様な照明設備が整っていたとしても、

ライトを付ける様にするのが一番です。

 

トンネル内不灯火の危険

トンネル内でライトを付けない危険として、

先ず挙げられるのが“周囲からの認知”です。

busdriverkenzo.hatenablog.com

 以前夕暮れ時の記事でも同じ事を書きましたが、

「自分の視界確保」より「相手から認知される」

という意味合いがこういう場面では強くなります。

 

百聞は一見にしかず・・・

YouTubeにて良い例になる動画があったので、

短い映像ですが2本ご覧下さい。

先ず最初は対向車が無灯火だった場合。

youtu.be

 

次は後続車が無灯火だった場合。

大型車のサイドミラーを写した映像です。

youtu.be

 

如何ですか?

現場では他のライトと干渉する事もあって、

更に見えにくいというものです><

大型車は2本目の動画にある様に、

離れたミラー越しに後方を確認しなければならず・・・

無灯火だと距離感が圧倒的に掴み辛くなり、

発見が遅れればトンネル内巻き込みという大事故に。

 

まとめ

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という訳で、

今回の記事ではトンネルと灯火について書きました!

 

どれだけ照明が明るくても、

閉鎖的で他のライトが干渉するトンネル内では

必ず灯火装置にて自車の位置を知らせる。

これをしているのとしていないのとでは、

事故に巻き込まれる確率は雲泥の差があります!

(それにもし停電が発生したら・・・?)

 

法律では確かにグレーな所がありますが、

自分の身を守るという意味でも

トンネル内ではライト灯火を忘れない様にしたいものです。

 

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