バス運転士 免許証を忘れると・・・?
おはようございます!
バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ
人間であれば一度は経験がある“忘れ物”
学生時代であれば怒られるだけで済むのですが、
社会人ともなればそういう訳にはいきません。
とりわけ・・・
“バス運転士が免許証を忘れた”ともなれば
事態は非常に深刻になってしまいます(゚Д゚)
今回は、
私自身の痛い経験からそれをご紹介します(>_<)
<目次>
免許証が無けりゃ運転士では無い
私達バス運転士は免許証を使って仕事をしています。
言い換えれば、
免許証がなければ仕事ができません。
朝出勤一番にアルコールチェッカーを吹くのですが、
この時点で免許証のICチップを利用します。
免許証を置いて吹く事により、
誰が出勤したかを判別する為です。
免許証が無い場合はこの時点でアウト。
家が近い場合であれば、
スグに取りに戻る事になります。
自身の例
今でも鮮明に記憶に残っていますが、
私は「県外助勤」にて免許証を忘れてしまいました。
(前日にクリーニング終わりの制服に変えた為)
そう、一番ダメなパターンです←
1時間以上掛けて県外営業所へ到着。
時間は余裕を持って出勤1時間前でした。
毎回営業所に到着後、
上着の胸ポケットからシャツの胸ポケットに
免許証を移すのがルーティーンだった私。
(シャツの方が取り出しやすいですからね)
いつもの様に上着のポケットを探り・・・
免許証を家に忘れた事に気付きます。
文字通り顔面蒼白です。
早朝5時台とは言え、
往復するには2時間以上は掛かります。
どうあがいても無駄である為スグに事務所に報告。
その日の乗務を外され、
無免許であるため電車で家まで取りに帰る事になりました。
周囲に迷惑が掛かる
私の事例の様に乗務員交代ともなれば
当然その日“休み”の運転士が叩き起こされ、
乗務に当たることになります。
仮に出勤先が県外でなかったとしても・・・
家まで免許証を取りに戻る間には
他の誰かが始業前点検や車内準備をします。
(余程早くに出勤していれば良いのですが)
その日が台数口だったとして
戻ってくるのが出庫ギリギリであれば、
道の打ち合わせに参加できないこともあり得ます。
どちらにせよ、
周囲を巻き込む事には変わりありません><
昔は問題にならなかった?
この免許証忘れの話になると決まって先輩は
「昔は別に問題にならなかったんだけどなぁ~」
と言います。
今でこそ出勤時にはアルコール確認、
点呼時に免許証確認を欠かさずしていますが・・・
昔はある程度“ゆる”かったのです。
免許証を忘れたとしても、
自分から言わなければバレない。
バレても「無事故でな」で済んだらしいのです。
それこそ、
「昔は客から酒を注がれて・・・」
「運転席でもタバコを吸って・・・」
な~んて言葉があるくらいですので、
今とは全く違った環境だったのでしょうね(^^;)
(年々前の話だ!)
対策
運転士であればこの免許証忘れ、
誰もがとはいいませんが多くが経験があり・・・
それぞれが色々な対策をしております。
・ズボンにチェーンを掛け、
免許証を肌身離さずに持っている。
・首からネックホルダーで免許証を掛ける。
等皆様々な対応をしている中で、私は・・・
帰宅後明日の制服にスグに免許証を仕舞い、
就寝後、出勤前に必ず免許証存在確認をする!
という対策をとっております。
ホント、
やる気のある体だけあってもバスに乗れない、
あんな思いは二度とゴメンですからねぇ~(T_T)
以上、
バス運転士と免許証忘れでした!
良ければこちらもポチッと宜しくお願いします!