バス運転士による、まったり安全運転ブログ

バスの前方視界と車間

おはようございます!

バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ

 

よくお客さまから頂く声として、

“車間距離の詰めすぎ”

というものがあります。

(中でも信号停車中がダントツで多い)

 

でも、

実際DR解析をしてみるとちゃんと車間は空いている。

今回はそんな不思議な錯覚のお話しです。

 

運転士(実際にも)からすれば車間を空けていても、

お客さまからすれば詰めすぎと感じてしまう。

このようなお客さまと運転士との間で起こる、

車間距離の捉え方の違いというのは至極当たり前の事。

 

何故だかわかりますか・・・??

 

理由はバスの構造にあります。

 

皆さんが乗る乗用車というのは、

運転席と車の先端との間にボンネットがありますよね。

なので、

フロントガラスと地面との距離は長くなります。

 

でも、

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バスはボンネットなんかありません!

画像の矢印の先はもう車の先端部、

フロントガラスの先はもう地面なワケです。

 

このフロントガラスと地面との距離というのが、

バス運転士と乗客に生まれるズレの原因。

私が教習の時に習った話をすると、

“運転席から見て前方車両との間に地面が見えなくなった時、

これでも間隔は3m空いている”

というものがあります。

つまり運転席から地面が見えなくとも、

十分間隔は取れているという事です(^_^)b

 

こうやって書くと、

運転士と乗客との間に生じる誤差というのは

本当に極めて当たり前に生まれるものだと理解出来ます。

 

でもでも!!

是非今回書いた事を認識頂き、

クレームはご勘弁下さい(笑)←

そしてご安心下さい。

何かあれば生活に直結する運転士、

わざわざ危険な事を自ら行いません(^^ゞ笑

 

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