ハイブリッドバス
おはようございます!
バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ
本日も路線バス乗務!
乗るバスはというと、
滅多に無いハイブリッドバスです。
弊社には1台しかありませんが、
特に新しい車両というワケでは無く・・・
(型式も一個前の型です)
初期費用の面から今後導入されるかも不明です。
というワケで、
今回はハイブリッドバスについてご紹介♪
<目次>
ハイブリッドバスとは?
ハイブリッドバスとは、
環境保全を目的として登場したバスです。
1991年から登場しており、
なかなかその歴史は深いと言えますネ!
(研究は1970年台からされていた)
大きく分けて以下の2つに分けられます。
電気ハイブリッドバス
今回紹介するのはコチラ!
長年研究されており、
ハイブリッドバスのスタンダードとも言えます。
エンジンの排気量を下げ、
代わりにモーターでアシストする方法。
一般的な路線バスよりか500万程高く、
なかなか普及には至っていません。
水素ハイブリッドバス
燃料の代わりに水素を使うバスです。
水素は熱変換時の二酸化炭素発生が少なく、
地球環境に良いとされています。
しかし!
営業所等に水素ステーション等を設置しなければならず、
初期費用がかなり高額になる事から普及していません。
通常車との違い
外見こそ通常のバスと変りませんが、
中身は結構違います!
モーター、インバーター設置
後部座席にはモーター、インバーターが付いており、
座席半分が無くなっております。
つまり・・・
乗務員のベッドが削られています。
操作感の違い
ハイ、これが一番大きいですね。
モーターアシストという事ですが、
発進ギア(2nd)はモーターのみで行います!
これがまた力強く、
始めて動かしたときは「おぉっ」と声が出ました←
3速目以降はアクセル開度に合わせてエンジン始動、
・・・・・・なのですが、調整が難しい(^^;)
乗り心地重視でゆっくり加速しようと緩く踏むと
なかなかエンジンが始動しなかったりします。
そうなるとモーターだけで3速以上引っ張る設計でない為、
エンジン始動までの間トロトロ走ってしまいます。
慣れの問題もあるのでしょうが、
私には扱いづらく感じてしまいました。
(まぁ慣れるほど乗りませんしね)
魅力的な音
とはいえこのモーター、
音が非常に特徴的で嫌いになれず・・・
“ヒュオーン”
と静かに滑り出す感じはおもしろい!!
お客さま0、後続車も居ない所では、
エンジンを始動させずにモーター音だけを聞こうと
ゆっっくり走らせていたりと遊んでました(笑)
停まるときもモーター音が徐々に低くなっていき、
いうなればまるで“電車”の様な感覚です。
というワケで、
ハイブリッドバスについてお話ししました!
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路線バスの“マイク”色々
おはようございます!
バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ
さてさて、
本日は路線バス助勤です!
路線バスと言えばアナウンス、
マイクを使って都度行う訳なのですが…
ここ最近結構マイクが変わるんです(^^;←
という訳で、
今回は色々とあったマイクをご紹介します。
制帽装着式
制帽を被っていた頃は、
これで全統一されておりました。
この様に帽子の端に付けるのですが、
頭の向きを変えてもマイクが付いてくるので
今思えばこれが一番扱いやすかったと言えます(o^^o)
制帽装着式・改(一部現役)
機械自体はなんら変りません。
制帽が無くなったので迷った挙げ句、
雑な赤丸部分を一直線にして
クリップ部分を制服のポケットに入れていました。
左折確認やミラー確認時、
頭を動かすとマイクから遠ざかるので
非常にストレスフルな事この上ナシです。
ピンマイク
そこで導入されたのが、
コチラのピンマイクです。
しかしながら、
上の制帽式改よりかもマイク位置が低く
(そりゃ~装着位置が限られますからね)
左右を向けば全く声を拾わないという代物。
いや、そもそも正面を向いていても
なっかなか小さいボリュームでしか拾いません。
一瞬で姿を消しました。
耳掛け式(現役)
そこで今回導入されたのがコチラ。
私は最初使い方が分らず、
首にかけて利用していました。
「これもスグにズレるし使い物にならんなぁ~」
と匙を投げようとした所・・・
「けんぞ~さん、それ耳ですよ!」
と教えて貰ってようやく本来の使い方に←
これからも、
どんなマイクが採用されていくのか・・・
遠目で見守っていこうと思います(笑)
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運転手と運転士
おはようございます!
バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ
と毎回書いているこの挨拶、
この中で私は“運転士”という文字を
いつも好き好んで使っています。
でもお客さまの中には
「運転手さ~ん」
と“手”で呼ぶ方も非常に多く・・・
今回は、
そんな“運転士”と“運転手”の違いについて
書いていこうと思います(o^^o)
“運転士”という言葉を百科事典で引いてみると・・・
運転士
客貨を積載し、列車及び車両の運転ならびに
車両の入れ換え等の業務に従事する乗務員。
鉄道では、運転士が一般的は呼称である。
自動車の運転に従事する乗務員の場合、
運転士の他に運転手、運転者とも呼ばれる。
(日本大百科全書より一部引用)
とあります。
つまり・・・
鉄道でもバスでもタクシーでもハイヤーでも、
お客さまを乗せてお金を貰っている乗務員は
“運転士”と呼べるわけです。
しかしながら辞典でも分るように、
「バスの運転手さん」
という呼び方も決して間違いではありません。
特に呼び方は決まっていないのです(^^;)
逆に“運転手”を辞典で引くと
運転手
普通には電車・自動車を運転する人をいう
(日本国語大辞典より一部引用)
となります。
つまり車輪の付く乗り物を運転する人は皆運転手、
そこにプロかどうかの線引きはありません。
友達との旅行でも普段の買い物でも、
車を運転する人は“運転手”なのです。
私を含め多くのバス乗務員は、
プロである誇りを持ち線引きを計る為に
“運転士”と自らを呼んでいます。
モチロン、
命を多く預かる責任を
自覚させるという意味合いも有ります。
またいつかバスを利用する際には、
「運転士さん」
と呼んでみて下さい。
愛想がよくなるかもしれませんョ(笑)
因みに・・・
最近のガイドさんは、
“本日担当するドライバーは○〇です”
と案内する事が多くなりました。
う~~~~ん、
私はあまり好きじゃないナァ~(^^;)笑←
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ミラー位置調整は大切です!
おはようございます!
バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ
皆さんは車に乗る際に、
ミラー位置って気にされますか?
ミラーといえば後方や側方の視界を確保してくれる、
運転する際に必要不可欠な存在。
今回はそんなミラー位置のお話しを、
バスでの経験も踏まえてお話しします(o^^o)
<目次>
バスとミラー
ミラー位置は大切な確認項目、
これは死角が多いバスだと特に顕著です。
コチラの記事でも書いたように、
目視で確認が出来ない左ミラーが仮に破損、落ちれば
どれだけバスが無傷でも即“自走不可能”となり代車手配。
実際、
ミラー無しでバスを運転するというのは
左側が全く見えない状態と同じなので不可能なのです。
先輩からの注意も
2M(ツーマン、二人体制)運行なんかで先輩と乗った際、
よく指摘されるのがこのミラー位置です。
- “空ばっか写してどーする”
- “車輪が見えるようにしないと意味無いぞ”
私も指摘を受けた一人なのですが、
後輩のバスに乗った際にこれはよくわかります。
バスだと前輪が運転席より後ろ、
そのギリギリを通すシーンも少なくありません。
そうなれば空ばかり写していていてはダメ、
少なくとも前輪が写り、
ハンドルを切った際にこの様に見える必要があります。
適切なミラーとは
普通車であれば死角も少なく、
タイヤもミラーより前に付いているので
バスとはまたミラー位置が異なります!
<>
普通車に於いては、
ミラー位置黄金比というものがあり・・・
縦:空が見える部分を3/4
横:車が1/4写るくらい
と言われております。
私の場合は、
“どうしても空の割合高くね?(^^;)”
なんて思ってしまうので縦2/1くらいにしていますが←
ミラー位置のご参考になさっては如何でしょうか!?
是非自分が最も確認しやすいポジションを見つけ、
安全運転で参りましょう~!!
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死角へ飛び込まない! 歩行者もご注意を
おはようございます!
バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ
先日運転士仲間と話していて、
その方が最近経験したヒヤリハットを聞きました。
「左折する時に横断歩道で停止、
歩行者を行かして発進したら死角から
若いねーちゃん走ってきて轢きそうになった!」
図で表すとこんな感じです。
大型運転系の仕事であればよく見る光景、
これってホント“あるある”なんです。
数多くの運転士のヒヤリハットでも挙げられ、
更に出回るDRの多くもこのパターン。
それほどバスの死角という物が大きく、
尚且つ一般者から認識されていないという事です。
画像は「たびとまちなみとパインどうでしょう」さんより
画像を色々と検索していたら、
非常にわかりやすい画像が出てきました。
バスに限らず大型車は殆どこの死角を持っており、
かなり広い範囲で視覚を奪われている事がわかります。
よりわかりやすくする為に、
コチラの画像も合わせてご覧下さい。
赤色のパイロン内はミラーで写りますが、
外側はミラーでも目視でも確認ができない死角。
よって、
その中に置かれた自転車を運転席からは認識できません。
この様に大型車というのは必ず死角が存在します。
運転する側としては危険箇所に差し掛かる前から
歩道上の動き等をよく確認しておくことが必要となります。
しかしながら運転する側だけで無く、
歩行者、自転車側も死角の存在を知って頂かないと
こうしたヒヤリハット、事故というのは無くなりません。
大型車には広い死角があり、
そこに入ると認知されないという事を
是非皆さんも周知下さい…!!
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