バス運転士による、まったり安全運転ブログ

バス運転士の“休息”時間・・・

おはようございます!

バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ

 

さて、

今回はバス運転士の休息時間についてです!

休息時間というのは、

勤務が終わってから次の勤務までの時間の事。

つまりは“仕事をしていない”時間の事です。

 

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バス運転士はその特殊な勤務形態により、

(そして何より運転士不足により)

労働基準法では守られておりません

一日15時間拘束等が殆どですしね(^^;)

そこで、

厚生労働省国交省基準を定めて

我々運転士はその基準の中で働いております。

 

そこで書かれている休息時間は、

8時間

多いと思いますか?少ないと思いますか?

それとも妥当だと思いますか・・・??

 

私は少ないと思います。

上の方々が何を考えてこの数字にしたのかは解りませんが、

休息時間≠睡眠時間

というのが考えの甘い所だと思います。

 

(※この8時間というのは最低基準であって、

観光バスではオフシーズンなんかは

もう少しゆとりがある事が多いです。

ただし繁忙期になると人手不足によって

このような勤務体系を余儀なくされるワケです)

 

営業所に帰ってきて、終業点呼を受けます。

勤務終了時間はこの点呼時刻から30分後

バスの洗車・清掃積み込み品の片付けの時間が

入庫より余分に取られているわけです。

ただ汚れ具合によっては30分では到底終わりません

塩カルまみれだと特に時間がかかります)

翌日自分が乗るとも限りませんから、

そのまま放置も出来ない訳です。

最初の内、慣れていないと特に時間がかかります。

この時点で、勤務終了。

休息時間を削って洗車をします。

 

そして、

次のコースの確認をしなければなりません。

(慣れたコースなら不要ですが)

行ったことのある人を探して、

自分でも調べたルートの再確認をします。

道間違いはプロとして失格ですからね。

(台数の仕事で知ってる人がいれば、

休憩時間に聞けますが、なかなか都合良くはいきません)

 

そしてようやく帰路につきます。

モチロン通勤時間も休息に含まれています

 

帰宅してお風呂・食事を済ませ、

カンペが必要ならカンペを作ります。

私は仕事の合間にある程度作りますが、

聞いた道が思っていたのと違うと

ここで修正をしなければなりません。

 

これでようやく就寝です。

翌日は通勤時間・朝支度を差し引いて起床します。

そして営業所に出勤するまでが、休息時間。

 

さて、

一体何時間眠れるでしょうか?

3時間睡眠、4時間睡眠なんて当たり前。

出勤して、

“つい数時間前までここにいたんだよなぁ~”

と思う事もざらにあります。

 

本来なら今は春の繁忙期。

コロナさえなければ毎日このような勤務体型です。

確かにその分給料は増えるのですが、

安全運転が十分できる環境

とは到底言えないと思います。

 

しかもこの基準。

二人体制乗務では休息時間4時間でOK

なんて事もしれっと書いています。

家みたく快眠なんて出来ません。

合わない人とならその分気も遣います。

そんな中、休息時間4時間って・・・

 

・・・さて、

今回はバス運転士の過酷な労働環境

お伝えさせて頂きました…!

何で記事にしたかというと・・・

運転士=機械

のような扱いのお客様が結構多いからです(>_<)

(特に路線バスで多いように感じます)

我々運転士も人間で、

結構ギリギリな所で運転しています。

それを知って頂きたかったのです!

 

もう少し、

運転士のなり手が多ければ

解消されるんですけどねぇ(><)

 

でもこういう厳しい事だけではないので、

次はもう少しポジティブな記事を書きますね・・・!笑

因みに今はこのご時世。

今後二度と無い程殆どお休みの毎日です(^^;)

 

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