バス運転士による、まったり安全運転ブログ

運行指示書を見てみよう

おはようございます!

バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ 

 

我々バス乗務員。

路線バスを運行する際に当たっては、

busdriverkenzo.hatenablog.com

こちらでも登場している運行表(ダイヤ表)を持って運行します。

これは恐らく多くの方が見た事あると思いますし、

電車でも用いられるのでイメージしやすいのではないでしょうか。

 

では貸切バスとなるとどうなるのか?

今回はその疑問に迫ってみましょう\(^_^)/

(誰が疑問に思っているというのだ←)

 

<目次>

 

貸切バス運転士が携行するものとは?

旅客自動車運送事業運輸規則

にその答えが書いてあります。

(これは二種免許を取る際に自動車学校でも習います)

 

第48条の11~12項に書いてあり・・・

難しい言い回しを除いてザックリ言うと

  • 路線バス・・・運行表
  • 貸切バス・・・運行指示書

これを運転士に携行させる事と決まっています。

 

では運行指示書とは一体どの様な物なのか?

実際にみてみましょう!

 

運行指示書を見てみよう

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画像はciiソフト開発(株)様HPよりサンプル引用

運行指示書と言っても、

作成ソフトによって形式は様々です。

 

一仕業毎に必ず運行指示書が作成され、

当日はこれを携行しなければなりません!

また、

前途規則によって仕業終了後も1年間保存されます。

ではそれぞれ何が書いてあるのかを、

詳しくご紹介しましょう!

 

運行指示書の見方

全てを説明するには項目が多いので、

主に注目して見なければならない点。

また点呼時に読み上げる点を説明します。

f:id:BusDriverKenzo:20210711194611j:image

①団体名

これはステッカー(団体名が印字されたもの)と照らし合わせ、

誤字や脱字が無いかを確認します。

点呼時にも先ず読み上げてステッカー確認を行います。

②車両番号

自分が今日一日乗るバスの車番です。

ナンバー表記であったり車両管理番号であったり、

それは会社によって異なります。

私は過去に一度これの確認を怠り、

違う車番で出撃した事があります(←おい

その様な事が無い様に必ず確認しましょう。

③配車地

お客さま乗車場所です。

何箇所かで乗車される際には、

最初にバスをつける位置が記されます。

④配車時間

配車場所へバスを持っていく時間です。

出発時刻では無いので注意が必要です。

⑤各種料金支払

高速料金や駐車料金等の支払い方法です。

  • 客払=お客さま(幹事様)に払って頂く
  • 社払=バス会社負担で払う
  • 立替=バス会社負担で払って後に旅行会社から返金

これを把握しておかないと、

現地であたふたしますので確認しておきます。

配車場所でも担当者と再確認します。

⑥行先・行程・到着地

ハイ、一番重要な所!この日の行程です!

こうやって運行指示書に書く場合もありますが、

基本的に大手旅行会社の仕事であれば別紙が付きます。

⑦備考・積込品

 備考蘭も要注意です。

  • 子供向けDVD積み込み
  • お客さまマイク用意
  • 積み込みお菓子2ケース
  • ~時~分以降配車

等割と重要な事が書いてあります(^^;)

最近だとご時世柄、

消毒液積み込みが多いですね!

 

という訳で以上、

今回は貸切バスの運行指示書紹介でした(*^O^*)

路線バスや電車のスタフは見る事があっても、

貸切バスの運行指示書はなかなか目にしないかと思います。

貸切バスをより身近に感じて頂ければ幸いです♪

 

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