エンジンブレーキ=低燃費!? その根拠とは!
おはようございます!
バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ
「エンジンブレーキを使って、エコドライブを!」
なんて言葉を聞いたことはありませんか?
ディーラーや自動車用品店、
ラジオなんかでも今やよく聞く台詞です。
でも・・・
エンジンブレーキを掛けている時って、
少なくともアイドリング時よりも回転数は高い・・・
変速した時なんかでは、
(ATの場合「L」や「S」レンジなど)
更にエンジンが唸っている・・・
これって本当に低燃費なの??
今回はそんな疑問にお答えします(*^-^*)
~エンジンブレーキ中=燃料カット~
車を動かす際に必要なのが“燃料”ですが、
エンジン内に噴射するのは
- アクセルを踏んでいる時
- アイドリング時
主にこの2つの状況下です。
つまりコンピューター制御により・・・
エンジンブレーキ中は
燃料噴射がカットされています!
つまりは理論上1滴も燃料を使いません。
(フューエルカットと言います)
雑な画像編集←
エンジンブレーキとコンピューターが判断するのが
- アクセルペダルを踏んでいない
- 設定(大体アイドリング時)より回転数が高い
という要件を満たしている場合※です。
つまり一定の速度であれば、
アクセルペダルから足を離した瞬間から
フューエルカットを自動的にしてくれているのです。
※細かくは冷却水温度・車速・回転数等が絡んでおり、
エンジンによってもフューエルカットの設定は異なります。
が、大体は記事内の条件での認識でOKです。
~これを上手く使って低燃費!~
仕組みが解ったところで、
どう活かせれば低燃費に繋がるのでしょうか?
それは・・・
前方の状況把握を行い、
早くからエンジンブレーキを掛けるという事!
(以前のブレーキの記事でも書きました)
直前までアクセルを踏んでいるのでは無く、
エンジンブレーキにて緩やかな制動をかけましょう!
ここで!
私お手製の図を載せるつもりでしたが、
JAFさんが解りやすい図を出していたので引用・・・←
JAF 減速時のエコ運転術(誰でも出来るエコ運転術)より
このように、
フットブレーキに頼る制動より、
低燃費&ゆったりと減速できて乗り心地UP
に繋がるのがエンジンブレーキを使う止まり方だと言えます。
~これらを踏まえた間違い~
最後に、
燃費悪化に繋がるよく聞く間違いをご紹介します。
それは…
下り坂でN(ニュートラル)=燃費向上
「坂道ではNでアイドリングさせたまま下るのが、
一番燃費が良いんだよ!(o^^o)」
と自信気に話してくれた友人がいました。
皆さんならもうご存じの通り、
これは逆に燃料を無駄に使う走り方です!
下り坂はアクセルオフ、
急勾配の場合は必要であればシフトダウンにて
エンジンブレーキを効かせて下りましょう〜!\(^○^)/
~まとめ~
如何でしたでしょうか!
NG例の下り坂でのケースでお話しした様に、
「エンジン回転数が高くなる」=「燃費悪化」
という誤解をされている方って案外多いんです!
アクセルを離した瞬間からエンジンブレーキ、
つまりは燃料噴射がカットされています!
これを頭に置いて、
是非エンジンブレーキを使ってエコドライブを!(*^O^*)
良ければこちらもポチッと宜しくお願いします!