バス運転士による、まったり安全運転ブログ

バス運転士への道のり 社内教習編① ~座学と地獄の車両点検~

おはようございます!

バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ

 

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(社内教習 イメージ)

今回から弊社での本社社内教習の模様を

お伝えしていきます(^^ゞ

(営業所配属は社内教習後です)

約2か月の教習ですので、

要所要所ご紹介していけたらなと考えております!

 

先ず教習3日間はバスに乗りません。

社内規則や休暇の仕組み、

仕事の流れなどをひたすら座学で学びます。

特に昼食後はかなり眠たかったのですが

何しろ私と教官の1対1(マンツーマン)!!

(あれ、面接で受けた同士は何処へ・・・笑)

ひたすら我慢する他ありませんでした(^^;)

<目次>

 

地獄の車両点検

2日目からは座学に加え・・・

地獄の「車両点検」を覚えます。

何が地獄なのかというと

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(か~なり汚くてスミマセン><)

これを全て手順間違い無く行わなければならないのです(゜Д゜)

自動車学校ではバスの点検は習うことが無いので、

全てが全て初めての体験!

しかも軍隊のように指さしをし、

教官に聞こえる大きな声で「〇〇、ヨシ!!」

車庫内でも注目の的です。(←見るのは確かに楽しい

 

書いてある行う手順は以下の通りです。

エンジンシ始動前

車両後部(エンジン始動前)

①路面(燃料・オイル・冷却水)痕跡無いか

②エンジンルーム開

③オイルレベルゲージ“オイル量ヨシ”

④オイルキャップ“水滴ヨシ”

⑤オイルキャップ戻し“装着ヨシ”

⑥ベルト張り、損傷確認3本

(コンプレッサー、アイドルプーリ、ファンドライブ)

⑦ファンドライブオイル適量確認

⑧冷却水量(色)確認

⑨ホース確認3本

(アッパー、エアー、ロアー)

⑩ラジエターキャップ確認

 

車両右側

パワーステアリング “オイル漏れナシ”

②燃料フィルター “燃料漏れナシ”

③アルフロー “オイル漏れナシ”

 

車両左側

ラジエター “水漏れナシ”

 

運転席(エンジン始動前)

①ウィンドウォッシャー液量確認

クラッチオイル量確認

③運転席着席

④メインスイッチON

⑤座席合わせ

⑥ルームミラーセット

⑦左ミラーセット 「サイド、バック、アンダーヨシ」

⑧右ミラーセット 「右ミラーヨシ」

⑨窓開け

⑩車外障害物確認、トランク閉確認

クラッチ・ブレーキ・ギアNヨシ エンジンON

⑫窓から顔出しふかす。1回エンジン音、2回排気色ヨシ

⑬3回目のふかしで回転計

⑭燃料位置、水温計位置、空気圧F・R

(「空気圧、フロント~、リア~です」と報告)

⑮煤目盛り確認「堆積量~です」

⑯オイルメーター・ボルトメーター確認「~目盛りです」

⑰方向指示器、ライト、フォグランプ、ハザード点灯

車外へ

 

エンジン始動後

車両左側

車外周りは清書では書いてはいませんが、

走り書きはありました。

運転席から降りて、

逆時計回りで周囲を確認していきます。

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①扉がたつきナシ、(扉の)ガラス割れナシ

②燃料キャップ閉ヨシ

③タイヤ

・空気圧ヨシ ・トレッド摩耗ナシ ・サイドウォールヨシ

クリップボルト10本締め付けヨシ(叩きながら)

④ガラスヨシ、ボディヨシ、反射板ヨシ

トランクヨシ(忘れ物、水)、ゴム(?)ヨシ

⑤路肩灯ヨシ

⑥(後ろタイヤを③と同じ)

⑦チェーンアリ、ナシ、エアー水抜きヨシ

 

車両後部(エンジン始動後)

標識灯ヨシ→ガラスヨシ→ボディヨシ→ハザードヨシ→テールヨシ 

~一歩前でて~

?(ナンバー灯と思われる)ヨシ ・ナンバー取り付けヨシ

~トランク内~

水・燃料・オイル漏れナシ

地面に漏れた形跡ナシ

 

車両右側

非常口ヨシ

以外左側と同じ

 

車両前部

標識灯ヨシ→ガラスヨシ→ワイパーヨシ→社名灯ヨシ

フォグランプヨシ→前照灯ヨシ→ナンバー取り付けヨシ

→スペアタイヤ取り付けヨシ

 

運転席

ここから清書に戻ります

 

①運転席着席

②ライト消灯(フォグも)

③左手ハザード消す

④ウォッシャー出してワイパー動作確認

⑤計器“燃料・水温計、空気圧(6.5以下×)

オイルボルトメーター”

⑥ブレーキ、バルブ音確認

クラッチ踏みしろ確認

サイドブレーキ引きしろ、バルブ音確認

⑨ギア確認1~6、Rモニター、バックソナー音確認

クラウチング確認

⑪扉の開閉確認

ドライブレコーダーETCカード確認

デフロスター 吹き出し口より送風確認

⑭各種スイッチ(客席照明やTV等)

⑮冷暖房作動→客席へ

 

客席

⑯スイッチの灯火確認

⑰TV下がっているか確認

⑱車内案内DVD入れる 再生

⑲音量調整

⑳車内マイク音量調整

㉑TV画面映っているか確認

㉒エアコン吹き出し口調整 読書灯付くか確認

㉓後部忘れ物確認

㉔非常口取り付け確認

㉕座席の汚れ、シートベルト収納、ポケットのゴミ、

網棚の忘れ物確認→車両前方へ

㉖DVD取り出し

運転席へ

 

運転席(締め)

㉗着席

㉘冷暖房OFF

㉙各種スイッチOFF

㉚教官に車両後方、左右ウィンカー、

ブレーキ、Rランプを見て貰う

㉛エンジンOFF

㉜点検表記入

㉝コース表記入

㉞点呼へ

 

まとめ

非常に長く、多い点検項目。

15分以内で終わらせないといけません。

(確かどこかのタイミングで試験がありました)

4日目からはバスに乗っての教習ですが、

毎日乗車前にはこの行程を行う事になります。

そして少しでも順序を間違えると、

「ん?何かとばしてねぇか~?」

と教官に指摘を受けるのです><

 

なので教習外の時間もノートと睨めっこ。

目を閉じて、

想像の中で点検を繰り返しました。

 

因みに・・・

配属後現場で同じ事をやった私。

「そんなチマチマやってたら間に合わねぇだろー!!」

と先輩に怒られるハメに(^^;←

現場では現場の世界がある。

この会社ではその傾向が強すぎると実感したのでした。

(営業所によっても何かと手筈が違ったり・・・)

 

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