バス運転士による、まったり安全運転ブログ

嘘のようなホントの話… “脇見渋滞”

おはようございます!

バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ

 

今回の話は、

頻繁に高速を利用する方にとっては

“タイトル詐欺”になるかもしれませんネ…(^-^;

 

そう、

今回取り上げるのはその名も

脇見渋滞

またの名を

見物渋滞

とも言います。

 

<目次>

 

脇見渋滞とは

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脇見渋滞とは、

対向車線で事故等が起きた際に

“おぉ、なんぞやなんぞや?”

とそれを見る為に速度を落とすが故発生する渋滞です。

大半が対向車線の現場付近を過ぎると自然解消。

要するに、

野次馬根性が巻き起こす渋滞と言えますネ(^^;

 

交通工学の用語では無く、

掲示板にこの言葉が出たのがいつかも不明です。

が、少なくとも2006年には出ていた模様。

(※Yahoo!知恵袋の質問より)

 

恐らくは携帯電話等の写真機能の普及により

どんどんと増えていると思われます。

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こういう運転席からの写真をよく見ますが、

勿論バリッバリの違反行為ですからね~><

 

脇見渋滞と見物渋滞の違い

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交通工学上の用語でない事から、

これらに定義はありません。

よって、

管理会社によって呼び方が異なる様です!

 

阪神高速ネクスコ:脇見渋滞

首都高速     :見物渋滞 など

 

要するに呼び方は違えど、

指す状況は一緒という事ですね!

 

脇見渋滞の危険性

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“脇見”という文字通りの性質から、

一般的な渋滞より非常に危険であると言えます。

現にこれによる二次被害(追突)は多く、

 

“走行車線上には何も異常がないのに

勝手に渋滞して勝手に追突される”

と言った謎の現象が起きているのです。

 

当然渋滞を作った本人はそんな事もつゆ知らず、

見るだけ見て走り去るケースが殆どです。

 

脇見渋滞に巻き込まれたら…

電光掲示板などで脇見渋滞の文字を見かけたら、

前方の動向にはよくよく注意して走行して下さい!

一般的な渋滞とは異なりなかなか動きが読めません。

(それぞれが脇見の為に減速・加速を行う為)

急な減速も多いので追従運転では無く、

車間をよく取る必要があります。

 

また、

渋滞にハマった際には周囲の車の動きに要注意。

特に現場付近では自らも見物を決め込むのでは無く、

ハンドルを握る以上しっかりと防衛運転に努めましょう。

 

最後に…

私自身この“脇見渋滞”には何度かハマっており、

非常に迷惑をした思いがあります(>_<)

だって…

こっちのレーンには

何もないんですもの( ゚Д゚)

 

この記事の文章から分かる通り…

私はこの渋滞の事を

「自身の好奇心の為に多くの人に迷惑を掛け、

尚且つ危険に晒す非常に醜い渋滞」だと思っております。

 

対向車線で事故が起きたその瞬間、

恐怖からブレーキを踏む事は当然の事でしょう。

ただこれ以外、

“現場をよく見たい”

“事故現場の写真を撮りたい”

等という理由から速度を下げる事は決して許されません!

(まぁ気持ちはわかるんですけどね…)

 

もし現場に遭遇したとしても、

危険性をしっかりと理解して

適切な運転をしていきましょう~!!

 

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