思い出に残る仕事 ~初めてお客様を乗せた日~
みなさんおはようございます!
バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ
この度
「しごとの思い出」
というお題を発見!!
思い出か~、なんだろうなぁ~と
過去を振り返って考えます。
お客様の急病や、有り難い感謝の言葉など、
思い出に残っている仕事は沢山あります。
でも、
初めてお客様を乗せた日がやっぱり特別。
一番印象深い思い出だと思います。
今日はそんな初仕事のお話し・・・(*^O^*)
今の会社に〝養成運転士として転職〟という形で入社。
自動車学校→免許取得→社内教習→見習い乗務→独り立ち
というのがデビューまでの道のりです。
(聞いた所、どこの会社も同じようなものですね)
見習い乗務というのは、
配属された営業所にて行われます。
実際の貸切仕業に先輩の横乗りで付いていき、
先ずは仕事の流れを把握する所から。
回送ではハンドルを握ります。
初めての見習い乗務はちょうど今の時期、
ウチの営業所の登竜門でもある企業送迎でした。
(独り立ちも先ずはここから!)
点呼場からも
“まだ横乗りだけだから”
と説明を受けてルートや先輩の運転を勉強します。
一往復終えて、先輩が一言
「じゃあ、次の〇〇行きは運転するか?」
・・・・・・(゜Д゜)え!
しかしながらこれはチャンス!
心の準備は出来ていないものの
「はい!」
と威勢良く返事をしたのでした笑
運転席の座席・ハンドルの位置を合わしていると
次々とお客様が乗車を始めました。
「お願いします!」
と一人一人挨拶をしますが心ここにあらず←
ルームミラーを見る度に
“おぃおぃ、本当にお客さん乗ってるよぉ~”←当たり前
どんどん足が震えてくるのでした。
教習中はいくらルームミラーを見ても、
空っぽの車内しか見えませんでしたからね(^^;)
出発時刻がきて、
「よし、行くか」
という先輩の合図にて出発。
最初は緊張で頭の中が真っ白でしたが、
後ろの座席からお客様の日常会話が聞こえてくると
「今、他の運転士と変わらずちゃんと運転できてるんだ」
と次第に調子が出てくるのでした。
しかしながら帰りの回送中・・・
バスも空になり、すっかり落ち着いた私。
“対向する自社バスに挙手”
を見習いでやってしまうのでした←
「おい、誰が片手ハンドルしろって言った!!」
当然先輩からの指導も入り、心境も一変!
ブルーな気持ちでその日の見習いが終わりました(^^;)
(だってすれ違うときに手をあげるの、
小さいときからの憧れだったんだもん!←)
でも、
初めての“実車”の感覚を味わった日。
緊張から来るあの足の震えもそうですが、
“乗ったお客様が目的地で降りていく”
空気を運ぶのが当たり前だった教習と違い、
「運転士として、少しでもお客様の役に立てた!」
という達成感や誇らしさは今でも忘れません。
一生、忘れることのない一日です(*^_^*)
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