車線変更は慎重に
おはようございます!
バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ
最近バスや乗用車を運転するに当たり、
以前から書いている様に交通マナーの低下が
本当に著しいと感じない日はありません。
特に、
このお盆期間中は普段運転されない方が多いのか
「無茶な車線変更」
がかなり多く見受けられます。
中でも本当に危険だと感じるのが次のパターン
- かなりのスピードで接近
- 縫うような車線変更を行い
- ブレーキランプを付けながら前方車両にビタ付け
これを繰り返す車です。
中には車線変更をした後に、
1台も追い越せない事が解り再度車線を戻す車も。
~車線変更した先を予め見通す~
これらの運転手に総じて言える事は、
周りが見えていないあまり
「先読み運転が出来ていない」
という事です。
- 自身の能力を超えるスピード
- ビタ付けで更に前方が見えていない
これらにより周囲の動向を全く確認できておらず、
結果事故と隣り合わせな運転になってしまっています。
正直、
こういった運転は技量・性格共に
運転適性が無い運転とも言えます><
車線変更時には、
如何に周囲の動向把握が出来ているかが
安全運転のポイントとなります。
(次の項目で詳しく書きます)
~車線変更時に気を付けること~
これは車線変更だけにとどまらず、
車を運転するに当たり必要な事でもありますが
“常に周囲の情報を得る”
という事です。
走行中は車間を空け、
自車が走行するレーンだけで無く全体の動向を確認します。
(ミラーで後方の情報も得ておきます)
そうすると・・・
- この速度・距離なら追越しかけてもすぐに詰まるな
- 2台前には遅いトラックがいるから早めに車線変更しよう
- 変な挙動をしている車がいるな、注意して追い越そう
という様に様々な情報が入り、
結果ゆとりをもった行動に繋がります。
早めのウインカーにて、
自分の行動を前もって知らせる
事も忘れてはいけません。
~急いだ所でさほど変わらない~
無茶な車線変更をされる方の中には、
「かなり急いでいる」
という方もみえるかと思います。
車を運転する以上、
“焦りながらの運転”は誰しも経験しますよね(^^;
正直私もバスを運転しており、
カツカツ行程の時は気持ちは焦ります。
が、運転には出しません。何故か??
ある実験では、
通常で30分かかる市街地を急いで運転した場合・・・
多くのドライバーは
「5~10分は短縮できるだろう」
と予測を立てたのですが、
実際には“2分しか違わなかった”というデータがあります。
(「交通事故防止の人間科学」より)
たった数分の為に、
事故(命を奪う可能性)のリスクを負う必要はないのです!
しっかりと確実に到着するという事を優先しましょう!!
~まとめ~
この連休に入ってかなり増えた印象を受ける無茶な運転、
今回はその中でも「車線変更」を取り上げてみました!
「無茶な運転がかっこいい」
なんて思っている方は、
読んで頂く方にはいらっしゃらないでしょう(^_^;)
が、
“急ぎ・焦り”の中での運転は誰しも経験し得る事。
そんな時には、
最後にご紹介した実験データを思い出してみて下さい。
日本の道路に於いて、急いだ所で数分変わるかどうか。
事故をすれば最悪数時間の足止め、人を殺めれば・・・
お盆休みもあと2日!
(もう終わった方も多いかと思いますが・・・)
残りも安全運転でいきましょう~\(^○^)/
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