バス運転士による、まったり安全運転ブログ

バス運転士の“連続運転時間”は何時間まで!?

おはようございます!

バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ

 

f:id:BusDriverKenzo:20201003202228j:image

貸切バスってお客さまの要望であれば

いつまでも、どこまでも走る~!

そんなイメージってありませんか?

でも実はそうでは無く、

時間に関して様々な“決り事”が存在するんです!

 

そこで今回は、

厚生労働省にて定められている

“連続運転時間”

についてザックリと書いていきますネ(o^^o)

(全てを説明すると、複雑ですので・・・)

 

皆様がお客さまとして利用する際にも

是非知っておいて頂きたい点もあるので、

出来るだけ解りやすくなる様

久しぶりにパワポで表も作成しました!

宜しければご覧下さい!(*^O^*)

 

<目次>

 

連続運転時間について

概要

バスを運転するに当たり、

運転士は“連続運転時間”を気にします。

定められているのは、

4時間につき30分の休憩

という事。

要するに4時間連続で運転するワケにはいきません。

ここで決められた30分という“休憩時間”ですが、

10分以上で分けても良いともなっております。

 

下図をご覧下さい。

f:id:BusDriverKenzo:20201003183640j:plain

例1.は文字通り4時間に30分なのでOKです。

例2.は休憩時間を分けた場合。

連続運転4時間を越えずに30分休憩をとっているのでOKです。

例3.も休憩時間を分けて4時間以内に30分取っていますが・・・

10分以上から休憩はカウントされるのでNGなのです。

例4.は単純に連続4時間でNGです。

 

仕組みは解って頂けたでしょうか??

その上で、次に知っておいて頂きたい点です。

 

知っておいて頂きたいコト

例えば高速バスなんかでSAに休憩で立ち寄り。

遅れが生じていた場合なんかはお客さまは

早くに戻ってきて着席の元出発を待ちます。

が!

上記で説明の通り、

取らなければいけない休憩時間は決まっています。

渋滞にて一回も休憩無く立ち寄ったのでれば、

どれだけ遅れようが30分はキッカリ停まります!

 

よくあるクレーム

焦っているお客さまと決められた基準に間には、

必ずクレームが入ります。

 

頻繁に発生するのが高速路線、

「遅れているのに休憩時間を長くとられた」

というものです。

お気持ちは十分に解るのですが、

連続運転に引っかかるという事をご理解下さい・・・><

 

貸切でも・・・

「運転手さん、全員揃ったから!早く出して~!」

と声を掛けられる事は多々あります(^^;)

貸切であまりクレームが上がらないのは、

やはりお客さまとの距離が近いからでしょう。

相手も気軽に聞いてみえるからこそ、

コチラもご説明する事ができます。

 

まとめ 

今回は運転士の“連続運転時間”についてまとめてみました(o^^o)

お客さまにも知って頂きたい内容なのですが、

なかなか周知する媒体が無いのが現状です。

弊社では運転士からの希望もあり、

全座席にパンフレットを置く案もあるそうなのですが・・・

さてはていつ実現することやら(T_T)

 

過去にもこれからも、

例に挙げたシーンに出くわした際には

是非この決まり事を思い出して下さいネ!

運転士も早く帰りたいに決まっています(笑)

 

一応、

時間関連で“運転士の拘束時間”も書く予定です。

また近日中に投稿するので宜しくお願い致します!

 

良ければこちらもポチッと宜しくお願いします!

ブログランキング・にほんブログ村へ

ブログランキング・にほんブログ村へ PVアクセスランキング にほんブログ村