バス運転士の“連続運転時間”は何時間まで!?
おはようございます!
バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ
貸切バスってお客さまの要望であれば
いつまでも、どこまでも走る~!
そんなイメージってありませんか?
でも実はそうでは無く、
時間に関して様々な“決り事”が存在するんです!
そこで今回は、
厚生労働省にて定められている
“連続運転時間”
についてザックリと書いていきますネ(o^^o)
(全てを説明すると、複雑ですので・・・)
皆様がお客さまとして利用する際にも
是非知っておいて頂きたい点もあるので、
出来るだけ解りやすくなる様
久しぶりにパワポで表も作成しました!
宜しければご覧下さい!(*^O^*)
<目次>
連続運転時間について
概要
バスを運転するに当たり、
運転士は“連続運転時間”を気にします。
定められているのは、
4時間につき30分の休憩
という事。
要するに4時間連続で運転するワケにはいきません。
ここで決められた30分という“休憩時間”ですが、
10分以上で分けても良いともなっております。
下図をご覧下さい。
例1.は文字通り4時間に30分なのでOKです。
例2.は休憩時間を分けた場合。
連続運転4時間を越えずに30分休憩をとっているのでOKです。
例3.も休憩時間を分けて4時間以内に30分取っていますが・・・
10分以上から休憩はカウントされるのでNGなのです。
例4.は単純に連続4時間でNGです。
仕組みは解って頂けたでしょうか??
その上で、次に知っておいて頂きたい点です。
知っておいて頂きたいコト
例えば高速バスなんかでSAに休憩で立ち寄り。
遅れが生じていた場合なんかはお客さまは
早くに戻ってきて着席の元出発を待ちます。
が!
上記で説明の通り、
取らなければいけない休憩時間は決まっています。
渋滞にて一回も休憩無く立ち寄ったのでれば、
どれだけ遅れようが30分はキッカリ停まります!
よくあるクレーム
焦っているお客さまと決められた基準に間には、
必ずクレームが入ります。
頻繁に発生するのが高速路線、
「遅れているのに休憩時間を長くとられた」
というものです。
お気持ちは十分に解るのですが、
連続運転に引っかかるという事をご理解下さい・・・><
貸切でも・・・
「運転手さん、全員揃ったから!早く出して~!」
と声を掛けられる事は多々あります(^^;)
貸切であまりクレームが上がらないのは、
やはりお客さまとの距離が近いからでしょう。
相手も気軽に聞いてみえるからこそ、
コチラもご説明する事ができます。
まとめ
今回は運転士の“連続運転時間”についてまとめてみました(o^^o)
お客さまにも知って頂きたい内容なのですが、
なかなか周知する媒体が無いのが現状です。
弊社では運転士からの希望もあり、
全座席にパンフレットを置く案もあるそうなのですが・・・
さてはていつ実現することやら(T_T)
過去にもこれからも、
例に挙げたシーンに出くわした際には
是非この決まり事を思い出して下さいネ!
運転士も早く帰りたいに決まっています(笑)
一応、
時間関連で“運転士の拘束時間”も書く予定です。
また近日中に投稿するので宜しくお願い致します!
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