バス運転士による、まったり安全運転ブログ

サイドブレーキを過信しない

こんばんは!

バス運転士のけんぞ~です(^^ゞ

 

本日は日勤出勤!

座学での“教習”を受けて参りました!

その内容の中に、

普通車でも当て嵌まる事があったので、

ここでご紹介させて頂きます(o^^o)

 

それは、

AT車で起こるサイドブレーキの過信”です!

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運転席横にあるサイドブレーキ

車から離れる際にコレを引く習慣は皆さんありますか?

コンビニ等で引かずに降りるドライバーも居ますが、

(乗降の際車の挙動で分りますよね)

Pレンジは強い衝撃などで解除される可能性もあります。

停車する際にはしっかりとサイドブレーキを掛けましょう!

 

しかしながら注意したいのは 、

サイドブレーキは完全に車を止めるものではなという事!

過信をしてしまうと重大事故にも繋がります。

 

一つバスの例を出しますと、

某市営バスが横断歩道へ暴走し、死傷者が出た事件。

あれはアクセルとブレーキの踏み間違いが原因でした。

ATバスであったからこそ起こったとも言えるのですが、

そこで運転士は何度もサイドブレーキを操作しています。

しかしながら何回掛けても、

バスが止まることはありませんでした。

 

また友人の例ではありますが・・・

車に乗り出発をしようとした所で忘れ物に気づき、

サイドブレーキを引いて家に戻ったそうです。

その際にシフトを“D”から戻し忘れ、

戻ってきた際には壁に衝突していたとか(゚Д゚)

 

これらから言える事は、

サイドブレーキの力は弱いという事実です。

簡単にエンジンの力に負けてしまいます。

 

よって

例えば信号待ちや同乗者の乗り降り等では

サイドブレーキだけでの停車は危険なのです。

何かの拍子に進むことも十分考えられますし、

もしパニックになりアクセルを踏み間違えた際には

いとも簡単に暴走車へと変ってしまいます。

停車をしている時はしっかりとブレーキペダルを踏み、

制動を掛ける、踏み間違いを無くす等の対策が不可欠です。

 

決してサイドブレーキだけの話ではありません。

車というのは簡単に人の命を奪う乗り物です。

だからこそ免許を与えられた我々ドライバーは、

ひとつひとつの動作に注意をして、

安全な運転をしていきましょうネ(*^O^*)

 

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